免疫力

 いつもの山で AG氏に出会ったら 「ナツハゼの実が今ちょうど食べごろ、たくさんあるからジャムにしたらいい、採るのが大変だからこの後一緒に行って採ろう」と誘ってくれた。

「この間、サギソウを見に行った時に ナツハゼがあったから これ、食べられるよって言ったら ANさんとITさんがつまんで食べておいしい~って言っていた。うちに帰ってネットで調べたら ナツハゼは免疫力がつくと書いてあった・・・・コロナに感染しないように頑張ってジャムにしようかな」 と  ナツハゼの木のところへ。

1本目はそうでもなかったけれど2本目の木は ものすごくたくさんぶら下がっていて 持っていたポリ袋に 次々と・・・房状についているので 10個くらいを枝からぽろぽろと引いて採る感じ。


「ジャムもいいけど 果実酒もいいらしいよ」

「うちは私はお酒が苦手だし、夫は甘い酒は嫌がるし・・・梅酒も昔作ったけれど何年もそのままになっていた。ジャムにしようと思う、ナツハゼのジャムは作ったことがないので うまくいくかな。梅ジャムも今年初めて作ったけど ネット通りのレシピで作ったら 甘くて甘くて・・・・」

「ネットのレシピは味が濃いらしいね、息子がネットで見て作ったから食べてみて、と持ってきてくれたけれど しょっぱくて・・・」

「わ~息子さんが持ってきてくれるの? かわいいじゃないですか」(なんのごちそうか聞かなかったけれど)

などおしゃべりしながら 「それにしてもこの木は豊作ですね~」と袋に。


AG氏と別れて 袋を持って歩いていると すれ違ったおばちゃん二人「なにを採ったの?何にするの?」と聞いてくるので袋の中身を見せて 黒い実を数粒渡す。コメントなし。そこへちょっと若めのおばちゃんが来て何をしているのかな?という顔をしているので また5粒ほど渡したらすぐ口に含み「おいし~~」と。

どこにあるの?と聞くので あのあたり・・と教えたが 「ヨウシュヤマゴボウとは違うよね?」などと。 「わ~ ヨウシュヤマゴボウは違いますよ~あれは毒だから 食べたら大変よ」植物を知らない人は 山になっている実を食べるのは危険!!とつくづく思った。ナツハゼ、だいぶ実は残してきたけれど3人はどの木か分かったかな、分かっても採らないだろうな。


しかしたくさん採った実をもって歩くのはちょっとしんどかった。ウエストポーチにはお茶とスマホが入っているので それとは別にぶら下げて歩かなければならない。「どこかへ隠しておこうかな」と思ったけれどもし誰かが見つけて 持っていかないにしても ばらされたら大変だし・・・と ずっと持ちながら歩いた。


家に帰って計ったら 800g以上あった。緑や赤い実を取り除いたので実際にジャムにしたのは600gほど。


ナツハゼは ブルーベリーの種類だけれど アントシアニン,ポリフエノールはブルーベリーの数倍あるらしい。

免疫力がつくというのは 実証されているようで「両親がよくナツハゼの実を食べるからかインフルエンザに罹ったことがない,抗インフルエンザ作用がある」などの記事もあったし、はっきりと「コロナの時代にはこれを食べなくては‥」などと書いてある人もいた。


ネット検索したら いろいろ作り方を書いてあった。しばらく煮て液を抽出してから布で濾して 液だけをジャムにするレシピもあった。

でも皮にアントシアニンが多く含まれているのではないかな?と思い それと濾すのは面倒なので すべてを利用するレシピで挑戦


① ナツハゼの実 40㌫の砂糖、はちみつ少々、レモン汁少々(レモン汁はないので代わりにクエン酸少々)

② ナツハゼの実 50㌫の砂糖、ホワイトリカー約10㌫

砂糖はすべて 「ザラメ」



10分か20分煮つめるように書いてあったけれど 焦がすと困るので 弱火で4,50分二つのお鍋でかき回していた。独特の酸味が残っているが 未熟な実を食べた時の渋さは全くない。熱湯消毒した空き瓶に入れた。


混ぜるときに利用した木杓子には赤紫の色がついて 洗ってもとれない!  これがアントシアニンかな?


春に作ったマーマレードも梅ジャムも残り少なくなったので 今度はこのジャムをヨーグルトのトッピングにしようと思う。

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