思い出いっぱいの絵本

 「はらぺこあおむし」






くねくね伸ばしたり縮めたり 「遊べる折り紙」ということで 同じことの繰り返しだけれど 遊んでみた




今50歳過ぎくらいの人から 現在の幼児までこの本を知らない人はいないのでは…?と思うくらい 出版以来 多くの子供たちに親しまれた本ではないだろうか。

自分の子どもたちの幼児期には まず絵本の大きさや仕掛けにびっくりし、子どもだけではなく 母親の自分も「なんて楽しいの!!」とウキウキさせてもらった。しばらく図書館でお話し会を担当していたことがあるが いつ読み聞かせても どの子も喜んで身を乗り出して 本の世界に入ってきたのを思い出す。そしてまた 孫たちもこの本は大好きだった。

あおむしというと 好きになれない人も多くいると思うが カールさんのあおむしは 読者をひきつけてやまないものがあった。


先月この本の作者エリックカールさんが亡くなった。91歳。

カールさんは子供のころ、ナチス支配下のドイツで過ごしたが 絵の授業だけは楽しみだったのだそう。そしてある日先生の家で複製のピカソ、マチスなどの絵画を見せてもらい 衝撃を受けた、とか。

かつてカールさんが日本の子どもたちに発したというメッセージ「忘れないでほしいのは楽しむこと、遊ぶ時間を作ること、そして自分でいること」だそう。考えてみたら このことは大人に対しても言えることかも?


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