リベンジ

 近畿地方は今週末から梅雨入りの可能性との報道あり。

3日に行ったタイジョウのシャクナゲがきっとちょうど見ごろになっているだろう、と またまたタイジョウに行くことに・・・・前日まで雨が降っていたので念入りにヒル対策をする。



タイジョウの標示4から今回は直登でタイジョウを目指す。かなりの急斜面。

周りのところどころにヤマつつじがきれいに咲いていた。




こんな岩にもヤマつつじが・・・植物ってすごい!!あらためて思う。たったこれだけの土でも根を張るというのは 周りに大きな木々がたくさんあり湿度が高いせいもあるのだろうか。


タイジョウまでは前回より20分以上少ない時間で到着。

タイジョウのピークで休んでいると男性が登ってきた。かなりがっしりした体格。聞いてみると永源寺ダムの方から登ってきたらしい。カクレグラからここタイジョウへ、杉峠の頭(1121)からイブネ、そして銚子ヶ口,杠葉尾に下山するというかなりのロングコース。滋賀県内の人のようだが 聞いてみるといつもわりにレアなコースを歩いているよう・・・

たくさんのシャクナゲはまだ満開とまではいかないが 3日に比べだいぶたくさん咲いていた。

前回急斜面を下りて見に行ったヤマシャクヤクの群生地、上から見ても分かるくらいの量の花が咲いていて もちろん我々は荷物を置いて見に行くことに。ここでもスプレーを靴や腕にふりヒル対策を。  ちょうど先ほどの男性が通りかかり「急斜面ですね~お気をつけて・・・」と。

ちょうど見ごろのヤマシャクヤクがあっちにもこっちにも・・・ここでも植物はすごいって感動する。「きれい!きれい」とたくさん撮影して登りかえし、いざ出発!というときに私のストックが1本しかないのに気付く。カメラでの撮影のほかにスマホでも撮影したり夢中になっているうちにどこかに置いてきたらしい。自分であきれてしまう。夫がまた下って見つけてくれた。










この時すでにストックを一本しか持っていない ( 一一)




イブネまでの分岐点へ行くまでのシャクナゲもすごくたくさん。前日までの雨で少しいたんでいるのかな。



この花弁の中央に筋が入っている!


オオイワカガミも土が流れそうなところにも開いていた。ピンク系の優しい色。



ここはいわゆるヤセ尾根。怖いところもある。

歩いている方の尾根から撮影しているがこのように広くえぐられている


杉峠の頭(1121)からイブネを目指す。

イブネ(1160)までの上り坂から後ろを振り返る
左遠くに鎌ヶ岳、中央に東雨乞岳、右に雨乞岳
前にたくさんあるのは馬酔木のかたまり



3日にはテントを背負った人たちがたくさんだったはずだが今日はチラホラ。ニコニコして挨拶をしてくれる人がいると思ったら タイジョウの頂上で出会った人。ここではサングラスをかけていたので全く違う人に見えた。「お先に休ませてもらっています」と。山でなかったら 初めて出会った人とこんなに話すことはない。笑顔がとても素敵な人! 親しく話せて心が温かくなる。
我々はシャクナゲで有名な「クラシ(1145)」を目指す。あまり期待していなかったが ほぼ満開のシャクナゲが。





この花びらにも中央に線が入っている

上の方にミツバツツジが満開。下にシャクナゲが連なっていて遠くから見たらすごく楽しい景色!!


帰り 杉峠に近くなったところにシロヤシオつつじ。ほんの少しだけ咲いている。数年前5月15日に満開の時期にここに来ているが今年はシロヤシオに関しては少し遅いようだ。でも上品なシロヤシオも見ることができうれしかった。



杉峠から下るころ、時間がだいぶ遅くなっていたので急ぎ、帰るつもりが・・・・
3日には一つしか咲いていなかったルイヨウボタンが見ごろ。


そしてそして これまでなかった場所にヤマシャクヤクが・・・・白い花だから目立つので「あ、あそこにも」「こっちにも・・」と。沢の方へ下らなければならないのに「見たら素通りはできないよね」「おいでおいでしている」「あいさつしないわけにはいかない」などとその度に花を見にそばまで。



「今の時期は 少し遅くなっても明るいから‥‥」「明日何があるというわけでもなし・・・」と働き盛りの若い人に申し訳ないようなことを言って あっちへ・・こっちへ・・・・毎日が日曜日のもののこれが特権か?
結論「これだけ歩ける体力があってしあわせ」「近くにこんな山があって幸せ」


登山道わきにずっと咲いていたタニギキョウもアップしておく


3日は連休中だったのでテント泊の若者が次々登っていたが 今日イブネには私たちが戻ってきたときに2組すでに設営していたのと 下山中3人がテントを背負って登って行っただけ。近年イブネがとても人気スポットになったが 広々としていて360度見渡せて解放感を味わえるし「鈴鹿の奥座敷」「自然の苔の庭園」などと言われているから その言葉に魅せられ人が集まるのもうなずける。そういえば タイジョウで出会ったあの男性「座敷なので靴を脱いで休憩しています」なんて言ってたっけ。おもしろ~い。


ここは帰りの林道が50分くらいかかるので さすがに最後は「もういい!!」と思いながら歩いた。
YAMAPを見たら 9時間以上も・・・。歩数も30,000を超していた。

雨がしばらく続くようだから 今年の春の花は今日が見納めかも? でもヒルに献血することもなく 一日楽しませてもらえてよかった。 

コメント

このブログの人気の投稿

上品な香り

ロボ

ひまつぶし