山も密!
連休中の晴天は3日と4日のみ、とのことなので山へ(5月3日)・・・びっくり!!すでに道路上に20台以上駐車している、次々登っていく人々、大きな荷物を背負っている人が多い。「そっかーこのところイブネでのテント泊が大はやりだから、今晩泊まる人達がたくさんなのね」納得!
ここは雨乞岳への登山口として有名だが この頃は途中の分岐点杉峠からイブネ(1160m)に行く人が多くなった。
自分たちはタイジョウを目指す。初めは何人かに抜かされたが 分岐点からは誰もいないところを歩くので 熊鈴を鳴らしながら登る。ヤマシャクヤクの咲き終わりが一輪
タイジョウピークには2時間40分くらいかかって到着。
タイジョウ付近にはシャクナゲがたくさんあるので満開を期待していたが何とほとんど咲いていない。がっかり。
気をとりなおして 杉峠の方へ向かう。
ミツバツツジがきれい |
これは何かな?つやがある葉 ヤブレガサかと思ったが そうではなさそう・・・ |
キランソウ |
谷になっているところから下をのぞくと ヤマシャクヤクらしい葉がたくさんあるので急斜面を下りてみる。ものすごくたくさんのヤマシャクヤクが トリカブトと競争するようにあるけれど つぼみはすべて固い。
杉峠に近づくと イブネに向かう人が次々と・・・・駐車しているときに見かけ、先に出発したグループと思われる5人も通り過ぎて行った。小学校中学年と思われる子も大きなリュックを背負っていた。
とにかく次々とテント泊グループとすれ違い「ネットで評判になると若者はすぐ反応するから集中するんだよね」びっくり。草原になっているところだけれど 大勢がテントを張ったら 結構密になりそう"(-""-)"
やはり花があるとがぜん元気が出てきて 「これは色が濃い」「こっちは色が淡くてきれい」「白っぽいのもある」「こんなピンクは初めて・・」等々 カメラをむける。
雨乞までは少しの間 笹が茂っている細いところを歩くが 行き交うときにはどちらかが道の端によけるが マスクをしていない人も結構いる。 一人で歩いていてもしっかりマスクをしている人もいるけれど すれ違う時にも平気な人もいて・・・やはりいつでもどこでも人はさまざま。
雨乞岳(1238m)の頂上もたくさんの人! 狭い場所なのに景色がいいものだから昼食をここでとる人も多いからだと思う。すぐ引き返す。
正面に午前中登ったタイジョウが見える(中央の 太線半円形のところ)
オオカメノキの大木があり ちょうど見ごろ。やはりほかの山より少し遅い春到来なのか?
登ってきた人が「これはなに?」というので「ワチガイソウ」というと「まチガイソウ?」だって・・・岐阜県から来た人で「この間飯盛山で斜面いっぱいのヤマシャクヤクを見てきた。ここは全くダメですね、終わったのや まだ固いつぼみなのや・・」と。
登山道を少し下がったところに・・・咲いていたのが一輪。つぼみが二輪。
登山道に戻ると またタイジョウまでの道で出会った男性と高校生のお孫さん、「ここにありましたよー」教えてあげたら 喜んでおられた。雨乞には行かず イブネまで行って下山してきたらしい。
その後も ヤマシャクヤクをいくつか見つけた。いっときは あきらめかけていたけれど
こうして咲いているヤマシャクヤクを見つけて幸せな気持ちになれた。
ほぼ下山しかけた時に出会った3人組、雨乞岳から南雨乞そして大峠を通ってきたら シャクナゲが満開だった、そう。「いやになるほど咲いていた」とか。
植物の開花時期は気温、日照時間、南面か否か様々な条件によるのだと思うけれど 全く咲いていなかったタイジョウに対して 満開の大峠との違いは何によるのかしら、確かに大峠の方が 高度はだいぶ低いけれど それだけのせいなのかな?
ちょうどヤマシャクヤクを見つけたので(一番下の画像の花) 「ここにヤマシャクヤクがありますよ」と伝えた。三重県から来たという同年代の男性は 「平地で見るシャクヤクとは違って とても品がありますね~」と感心しておられた。
車に戻り靴を履き替えていたら その男性わざわざ私たちのところに来て 「ヤマシャクヤクを教えてくださって…」とお礼を言いに来た。
8時間半ほど山中にいたが 戻ってもまだ車は朝の半数ほどが残っていた。いつもなら我々が帰りが遅くほとんどの車はなくなっているというのに・・・・明日の早朝ここに来る人は「早く来たつもりなのにいったいこの車の数は??」とびっくりするのではないかな。
連休で天気も良く 心理として 「家で過ごせと言われても 山なら大丈夫だろう」と思うのは当たり前だと思う。いくら大勢でもこの山の中でテントを囲んで飲み食いしても感染は広がらないと思いつつも 「羽目を外さないでね、自分たちだけで食事してね」と思わずにはいられなかった。
おそらくいつも私たちが行く地元の山も 子供連れなど大勢来ていて混雑していたと思う。
感染を恐れていても「自分は大丈夫!!」と皆どこかで思っているのでしょうね、私も含めてきっと皆。
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