風評被害??
10年前の東日本大震災の時の原子力発電所の事故で増え続けている放射性物質のトリチウムを含む汚染水を 海洋に放出すると決めたらしい。
その時のニュースで「国が決めた基準値の数分の一の濃度に薄める」との報道があった。国が決めた基準値??それはいつからある基準値なの?いくら薄めたからと言って今後ずっと放出し続ければ 海中にはトリチウムがたまっていくわけでしょ!! 放射性物質には半減期があって 海中にたまっていく量は増えていくことは間違いないわけで・・・・ましてやこの先も原発を稼働していけばずっと処理水が溜まっていくなのだから 濃度が薄いから安全という問題で片付けられないだろう。
そういえば 川柳欄にこんな句が・・「薄めてもたくさん飲めば酔っぱらう」
「風評被害が起きないような十分な説明をする」とか何とか言っていたが 風評被害どころか 本当の被害が起きる可能性が大いにあるわけで それを風評被害云々・・に言いかえるのは 国民を馬鹿にしていると思う。
あの震災以来 福島の漁業関係者はいろいろと我慢を強いられているわけで 数日前にも漁師さんが「10年たってもまだ おらたちの海に流すという考えしかないのか!」と怒り心頭の表情で語っていた。
また川柳欄に「十年の漁師の努力水の泡」
「処理水にいのちの海を奪われる」
僅かであっても放射性物質を含む水産物を食べ続けると 体には蓄積していくわけで 発がん性も疑われており やはりそんなものを口にはしたくない。街中でかわいらしい幼い子供たちを見ると「あなたたちの未来に汚染した自然しか残すことができなくて 申し訳ない」と謝りたくなる。
復興庁が トリチウムに親しみを感じてもらうためにゆるキャラ案を出したり(あきれるよね!!)とか 麻生大臣が 「普通に飲めますよ」と言ったり・・・・国民に理解を得ようとしているつもりなのだろうが 国民を馬鹿にしているとしか言いようがない。
これも川柳欄 「もしもだが飲んで見せる気おありかな」
流れ続ける汚染水の処理をどうすればいいのか? もちろん自分に良い案があるわけではないが もう少し国民に丁寧に説明をして理解を得ようとするのならともかく なんだか国民をだまし、それで解決したように見せかけている最近のやり方に非常に多くの疑問を感じる。
追記 4月30日の投書欄より
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